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無条件に愛してもらえないと、激しい憎悪が生まれる(親を殺したいと願う子どもは、親の愛情を強く求めている)


<親を殺す子どもの心理>
 少年少女が実親を殺したという報道が流れると、驚きとやりきれなさが周りの空気を包みます。
 もしも親殺しの犯人が、親からレイプされていたなど、ひどい虐待を受けていた子どもであれば、その心理に多少なりとも共感を寄せることができるかもしれません。しかし、特に問題のなさそうな家庭で育った子どもが親を殺したとなると、その心理を理解することはなかなか難しいでしょう。
 親を殺す動機には、学校や友人関係など、さまざまな社会的背景がからむと考えられています。しかし、この問題を、親の養育態度や親子関係を抜きにして語ることはできません。
<依存心と独立心とのゆらぎが心の中の葛藤を生む>
 親の保護なくしては生きていけない子どもは、親の愛情を強く求めます。その強い愛情欲求があるがゆえに、子どもは叱られたときに、拒否されたという悲しみや憎しみを抱くことがあります。しかし、叱られて反発心を感じたとしても、子どもは親の期待や欲求に応えようとします。そうして、いつか親に認めてもらいたい、愛されたいという気持ちを強めていきます。
 それでもなお、憎しみの感情が癒されることなく心の中でくすぶり続けると、自尊感情が育たず周囲の人間とのあつれきが深くなっていきます。多くの葛藤の中で愛情を求めることに疲れてしまい、親にも見限られると、行動によって感情を爆発させることがあります。まして思春期は、精神的に不安定で、身近にいる大人への敵意も生まれやすい時期です。依存心と独立心とのゆらぎの中で、少年少女の親殺しという行動は生まれるのかもしれません。
 このようなことから考えても、無条件の愛を求める衝動を満たすことが大切だと思います。
 

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